コンプリートパスの樋口です。
中学受験が終わって、一息ついたらすぐに中学への進学準備を始めましょう。
コンプリートパスが所属するNEホールディングスでは中学受験を終えた小6は基本的に全ての生徒が中学進学準備講座を(基本的に東海、南女、滝、愛知淑徳、名古屋中学の生徒はコンプリートパスで、通うのが難しい生徒や他の学校へ進学する生徒は西塾の中高一貫コースで)受講します。
昨年から、コンプリートパスか西塾の中高一貫コースか名古屋個別指導学院でと選択の幅が広がっています。真面目に準備講座に取り組んだ生徒たちはもれなくいい成績でスタートしました。そのままコンプリートパスに残った生徒もいれば、少し週4回が憂鬱で定期テストの対策講座の「バッチリでる講座」と夏期講座や冬期講座などの季節講座だけ参加している生徒もいます(「優秀な」生徒だけ、特別に中2までは認めています)。東海、南山女子、滝の生徒たちです。
コンプリートパスの中1・中2の生徒は週4回教室へきます。週4回が大変だとは誰も言いません。慣れればなんてことないからです。彼・彼女らも部活をやっています。剣道部、陸上部、バスケットボール部、テニス部、ハンドボール部、水泳部、吹奏楽部、バトン部…。部活をやってそのあと教室に来ます。確かに「疲れた~」というときもあります。「眠くてしょうがない」というときだってあります。でも、実はみんな知っています。勉強する環境が無いと「つい、サボってしまう」ことを。
樋口は愛知教育大学附属名古屋中学校の出身です。実家は中川区で、砂田橋にある中学校までは1時間ほどかかります(当時は大曽根から砂田橋まではバスでした!)。通うだけで結構疲れました。
「疲れたから」ということを言い訳に(自分に対して!)普段は全然勉強せず、中1~2年生の間はテスト前に大慌てでドタバタするだけに終始していて、サッパリでした。とくに中2のときはびっくりするような成績で、それでも何だか他人事のように平気な振りをして時が過ぎていったのを覚えています。
子供ってそんなもんです。
特に私立中の場合、高校受験がありませんから高1まではやり過ごすことは出来るようです。ただし、高1で「後ろから数えて何番目?」となった場合、この時点ですでに大学受験で東大・京大・国公立大学医学部医学科に合格することは不可能です。何とか卒業して、聞いたことがあるかないかの私立大学に進むのが普通です。
愛教大附は受験がありますから、流石に中3になってからは勉強し始めましたが、何で中1・2のときはあれだけ勉強しなかったのか懺悔しました。しかし、高校でもその反省は生かされず、高1~2年の冬まではすっかり遊んでしまうわけですが…。
そのため、大学受験は失敗。高校受験はごまかせましたが、大学受験はそうはいかない。結局、勉強しなければならない環境が無いと、ボクはダメだったのですね。そんな生徒はたくさんいる。「勉強しなきゃ」と思える環境さえあれば何とかなっただろう、何とかなるだろう生徒はたくさんいる。その思いからコンプリートパスを始めたのです。
その上、皆さんの通うことになる私立中学は中高一貫です。高校受験はありません。大学受験までは6年あります。実感は全く湧きません。ややもすれば、「中学校のうちはそんなに一生懸命勉強しなくてもいいや」と、あの頃のボクみたいに勉強しなくなる生徒はとても多いのです。
だから、週4回なのです。毎日、勉強しよう。教室で学校の予習をやって、学校の授業で復習しよう。テスト前にはまたしっかり復習をやって習ったことを着実に身につけよう。それを「ルーティーン」にしてしまおう。それが狙いなのです。
コンプリートパスの生徒で上手くいっている生徒たちは学校が終わったら、もしくは部活が終わったらまっすぐ教室に来る。そして、来てしまえば誘惑は何もない。勉強するだけです。学校の宿題、予習、来るテストのために復習や教室の内容の復習や確認も…。当然上位にいられます。きっと、東大・京大・医学部に行くでしょう。
彼・彼女らは「さぁ、今日も勉強だぁ!」なんて意気込んでくるわけではないでしょう。しかし、帰ったら、ゲームをしたり、マンガを読んだり、TVを見たりして非生産的な時間をダラダラと過ごしてしまうので、「教室に行かなきゃ」と気持ちを振り絞って教室に向かうに違いないのです。教室に来てしまえば、同じように教室にやってきた仲間がいる。「よし、やろか」という気持ちになれる。多くの卒業生たちはそんな話をしてくれます。
突然勉強始めるのはとても大変なことです。だから、中学受験後、そのまま勉強を続けていくことは生徒にとって、負担が一番少ないことなのです。
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