2021年2月6日 12:13 pm

新しい教科書

先日、淑徳中学に通う2年生が「新しい教科書をもらったよ!」と学校から配布されたNew Crown3を持ってきてくれました(本文テスト作成のため「もらったら持ってきて!」とお願いしていたのです)。例年淑徳中学校の2年生の学年末テストではNew Crown3がテスト範囲に入るため、この時期に新しい教科書が配布されるのは当然と言えば当然なのですが、問題はその内容です。

次のテスト範囲は、高校内容!

NewCrown3Lesson1の文法事項は「現在完了進行形」。「あれ?そんなの中学校でやったっけ?」と首をかしげる方もおられるかと思いますが、カリキュラム改訂前には、バリバリの高校内容でした。ほかにも高校生の文法事項であった「仮定法」「使役動詞」が中学履修内容として新たに追加されています。(ちなみに「現在完了形」はNewCrown2の範囲です)改訂された教科書を使用することによって淑徳中2年生は、現在完了形を教科書で扱わずに現在完了進行形に進むのかもしれません。コンプリートパスは現在完了形を中2夏に、現在完了進行形は過去完了形と合わせて中2冬に行ったのですが、現在完了進行形に進むため、現在完了形の復習が必要でした。正直なところ、教科書教材「キーワーク」の目次に「現在完了進行形」の文字を見つけたときには、「やっておいてよかった」と思うのと同時に、「こんなに早く出てくるのか!」と驚きました。おそるべし、NewCrown。東海中学校が今年度からNewCrownを採用する理由を見た気がしました。

中学校の英語の教科書改訂内容

中学校の英語の教科書の改訂内容は大きく以下の3点です。

① 中学1年生に小学校の内容の復習を含む

② 中学3年生に高校の文法内容(感嘆文、現在完了進行形、仮定法、使役動詞)が追加

される

③ 覚える英単語の量が増加する(1200語から2500語へ)

上記の教科書改訂は「書く」「聞く」「読む」「話す」ことをバランスよく行いながら、英語の理解を深めることで、4技能を習得することを目標としています。ですから、授業の中では「聞く」「話す」活動に費やす時間は今までよりも増加します。裏を返せば、(増加した)文法内容の説明や、演習に費やすことのできる時間が減少するということです。授業ではなくて、いつやるのか?・・・自分で頑張って!ということなのでしょう。

文法は早めに!単語の練習は習慣化!

教科書改訂に伴う変化に対しても、文法や文構造を先取りして学んでしまうことは大いに有効です。文法内容があらかじめ入った状態で学校授業を受けることで、授業で行われる(であろう)読解や英作文、リスニング、スピーキングに余裕をもって取り組むことができます。

また単語の練習は習慣化する必要があります。書けるけど読み方がわからない、では今後通用しなくなります。音声と合わせて行うことが大切です。「ワードマラソン」がある東海中学校のように、毎週単語のテストがある学校も少なくありません。

中学校進学準備講座

中学進学準備講座では、まずは中学1年最初の定期試験で上位スタートを切ることを目標にして、各学校に先んじた文法事項を扱っていきます。また単語や文の小テストの実施など「中学校に入る前の練習」として必要なことを行っていきます。詳しい内容は、以下のリンクから確認することができますので、興味のある方はぜひご覧ください。

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